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Q&A
問50 体操の指導中吊輪が切れて、転落したため指導を受けていた者が重傷を負いました。この場合に、指導者は損害賠償責任を負わなければいけませんか?

答50 設問の場合は、指導者が法律上の損害賠償責任を負うか否かはケースによって異なります。
例えば、次のとおりです。
1   指導者が事前に必要な点検を行った(あるいは行わせた)場合
(イ)   欠陥を発見できなかった場合
指導者が、通常の注意を払って点検を行ったにもかかわらず欠陥を発見できなかった場合―すなわち隠れた欠陥であった場合―は、指導者には過失がないため、法律上の損害賠償責任を負うことはありません。
(ロ)   欠陥を見落した場合、あるいは欠陥を見つけたが放置していた場合
指導者が通常の注意を払って点検していれば発見できたであろうと思われる欠陥を不注意のため見落した場合や欠陥を発見したが大したことはないと思って放置していた場合等は、指導者に過失があるため、法律上の損害賠償責任を負うことになります。
2   指導者が事前に必要な点検を行っていない場合
本来点検を行うべきなのに行わなかったため欠陥を発見できなかった場合には、指導者に過失があるため、法律上の損害賠償責任を負うことになります。
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