お知らせ

2024年6月17日
活動報告

第7回ジュニアスポーツフォーラムを開催

6月16日(日)に、全国のスポーツ少年団指導者等が参加する第7回ジュニアスポーツフォーラムを開催しました。

当フォーラムはジュニアスポーツに関わる指導者の資質向上と、スポーツ活動の安全・安心な環境整備を目的に(公財)日本スポーツ協会、日本スポーツ法学会とともに毎年開催しています。

全体会:スポーツは楽しむもの!~子どものスポーツについて真剣に考えてみた~

自身の失敗、成功エピソードを披露する辻氏

全体会では、「監督が怒ってはいけない大会」の主宰も行う日本スポーツ少年団 益子直美本部長、ユニセフ「子どもの権利とスポーツの原則」の起草委員会メンバーである飯田研吾弁護士、そして学童野球界においてプレイヤーズセンタードの考えを実践している多賀少年野球クラブスポーツ少年団の辻正人監督をお招きしセッションをいただきました。

飯田弁護士からは過度な競争にさらさない制度設計、保護者の理解、勝利至上主義ではなくプロセス、問題が生じたときには対話を重視することの必要性を論理的に説明をいただきました。
益子本部長、辻監督からは、それらを裏付ける「答えは子ども達が教えてくれる。インプットに対して柔軟な考えがある。」、「子ども達がスポーツ、指導者を大好きになってくれれば必ず成果がでる。」といった経験を失敗談も含めてご披露いただきました。

益子氏、辻氏は子ども達が楽しむことに重きを置いたスポーツ活動を実践している先駆者で、このお二方が相見える初めての機会ということもあって、参加された方々は熱心に耳を傾けていました。

分科会

活発なディスカッションが行われたC分科会

午後は参加者が各々希望する分科会に分かれて講義、ワークショップを実施。

A分科会:スポーツ少年団における多種多様なスポーツ・運動(遊び)を経験させる意義と実践
B分科会:今再び、スポーツ少年団の魅力を探る!
をテーマに有識者の方々の解説、研究成果の発表や、各地域のスポーツ少年団の事例発表が行われました。

C分科会:「NO!スポハラ」を不正のトライアングルの観点から考えよう
では、スポーツにおけるハラスメントがどのような時にに発生するのか、それをどのように取り除くことができるのかについて、班に分かれて積極的な意見交換が行われていました。

ご参加いただいた指導者をはじめとするジュニアスポーツに携わる皆様が、当フォーラムで得られた知識、経験を現場にて実践、共有いただくことにより、より子ども達にとって親しみやすいスポーツ環境が構築されることと思います。

スポーツ安全協会は、日本スポーツの礎となるジュニアスポーツの裾野を広げる活動を継続して参ります。